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結論からお伝えします。宅建試験は「36点を安定して取れる実力」があれば、合格圏内に入ります。
合格点は毎年変動しますが、直近5年(2021〜2025年)の範囲は33〜37点です。36点を基準に学習を進めることで、難しい年でも合格ラインを割り込まない実力を身につけることができます。
この記事では次の3点を解説します。
- なぜ36点が目標になるのか(合格点の推移データ付き)
- 分野ごとに何点取ればいいか(早見表あり)
- どの分野から学習を始めるべきか(学習ステップ)
宅建の勉強をこれから始める方、どの分野を優先すべきか迷っている方に向けて、合格経験をもとに解説します。
目次
結論:宅建は「36点」を目標にすれば合格圏内に入る
宅建試験の合格基準は毎年固定ではなく、受験者全体の得点分布をもとに相対的に決定されます。そのため「何点取れば絶対合格」とは言えませんが、36点を安定して取れる実力があれば、近年のどの年度でも合格圏内に入っています。
36点という数字は「全問の7割」にあたります。すべての分野を完璧にする必要はなく、分野ごとの特性を踏まえて戦略的に点数を積み上げることが合格への近道です。
分野別・目標得点の早見表
まず、この記事で提案する「分野別目標点」を一覧で確認してください。
| 分野 | 出題数 | 目標点 | 目標得点率 | 戦略の考え方 |
|---|---|---|---|---|
| 権利関係 | 14問 | 8点 | 約57% | 難易度が高い。民法の基礎論点と特別法の頻出箇所に絞る |
| 宅建業法 | 20問 | 16点 | 80% | 最重要分野。過去問の反復で得点しやすい |
| 法令上の制限 | 8問 | 6点 | 約75% | 出題パターンが固定的。農地法など頻出論点を確実に取る |
| 税・その他 | 8問 | 6点 | 約75% | 税制は基礎論点のみ、その他は過去問で対応 |
| 合計 | 50問 | 36点 | 72% |
この内訳が、本記事で提案する配点戦略の基本です。以降では、各数字の根拠と考え方を解説します。
なぜ36点が目標になるのか|直近5年の合格点推移
合格点は毎年変動する(33〜37点の範囲)
| 試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準点 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年(R7年) | 245,462人 | 45,821人 | 18.7% | 33点 |
| 2024年(R6年) | 241,436人 | 44,992人 | 18.6% | 37点 |
| 2023年(R5年) | 233,276人 | 40,025人 | 17.2% | 36点 |
| 2022年(R4年) | 226,048人 | 38,525人 | 17.0% | 36点 |
| 2021年(R3年) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% | 34点 |
直近5年の合格点は33〜37点で推移しています。最も低かった2025年は33点、最も高かった2024年は37点です。
36点を取れる実力があれば「難しい年も安格圏」
合格点が33点の年(難しい年)は、受験者全体の得点も低下します。そのため「36点取れる実力があれば、難しい年でも合格ラインを大きく上回る」という考え方が成り立ちます。
逆に言えば、「34点くらいで十分」と考えて学習すると、合格点が37点の年(2024年)には届きません。36点を「最低ライン」と設定することで、どの年度でも安定して合格圏に入れる実力が身につきます。
自分が36点取れる実力に達しているかを確認するには、模試の受験が有効です。
関連記事:大手予備校の宅建模試比較 各模試の難易度と活用法を紹介
分野別・配点戦略の考え方
権利関係(14問)は8点を目標にする理由
権利関係は、民法10問と特別法(借地借家法・区分所有法・不動産登記法など)4問で構成されます。
民法は法律用語への慣れや条文の理解が必要で、初学者にとって難易度が高い分野です。一方、特別法は出題論点が比較的絞られており、得点しやすい傾向があります。
目標の考え方:民法5点+特別法3点=8点
民法は基礎的な論点(意思表示・代理・相続など)に絞り、特別法は全問取ることを目指します。難問を無理に取りにいくより、頻出論点を確実に得点する戦略が効果的です。
関連記事:【宅建・権利関係】8点以上を狙う優先順位と勉強戦略|初学者向け論点をランク付け解説
宅建業法(20問)は16点以上が合否の分岐点
宅建業法は全50問中20問を占め、最も配点の大きい分野です。合格者の多くが8割前後(16点以上)を得点しています。
出題パターンが比較的固定されており、過去問・予想問題を繰り返し解くことで得点力が上がりやすい分野です。
16点を下回ると、ほかの分野でカバーするのが非常に難しくなります。学習時間の最優先分野として位置づけてください。
関連記事:【宅建業法まとめ】宅建合格に必須の16点戦略|重要分野を初学者向けに完全整理
法令上の制限(8問)は頻出論点で6点を確保
法令上の制限は、都市計画法・建築基準法・農地法・国土利用計画法などから出題されます。数字や定義を覚える要素が強く、出題パターンが比較的固定されているのが特徴です。
年度によって都市計画法・建築基準法の難易度にばらつきがありますが、農地法・国土利用計画法などは論点が明確で得点しやすいため、まずここを確実に取る戦略が効率的です。
制度改正があった年は、改正点が出題されやすい傾向があります。受験年度の最新情報も確認しておきましょう。
関連記事:【宅建・法令上の制限】頻出論点一覧まとめ|6点を安定して取る戦略
税・その他(8問)は6点で十分な理由
税・その他は、税制3問とその他(住宅金融支援機構・景品表示法・統計・土地・建物)5問で構成されます。
税制は国税・地方税から各1問ずつ程度出題されます。固定資産税・不動産取得税など論点が押さえやすい分野がある一方、譲渡所得税などは難易度が高いため、難解な論点は無理に深追いしない判断も必要です。
その他の分野(住宅金融支援機構・景品表示法など)は過去問の反復で対応できます。
目標の考え方:税制2点+その他4点=6点
関連記事:【宅建・税その他】6点以上を狙う勉強戦略まとめ|出題傾向・優先順位をランク付け
36点を取るための学習ステップ
配点戦略が決まったら、次は学習の順番です。以下の順で進めると効率的に得点力が上がります。
①まず宅建業法から始める
最重要・最高配点の分野です。学習初期に宅建業法の基礎を固めることで、早期に得点の柱を作れます。過去問を中心に、出題パターンを繰り返し確認しましょう。
②法令上の制限・税その他で6点を固める
比較的出題パターンが固定されているため、短期間で得点につなげやすい分野です。宅建業法の学習が一定程度進んだら、並行して取り組むと効率的です。
③権利関係は基礎論点に絞って8点を狙う
最も難易度が高い分野ですが、すべてを完璧にする必要はありません。民法の基礎論点と特別法の頻出箇所に絞り、確実に得点できる問題を増やしていきましょう。
学習の効率を上げたい方へ:分野別の学習順や優先度を体系的に組んでいる通信講座を活用すると、独学より短い時間で36点を目指せます。
関連記事:【2026年版】宅建通信講座比較9選|初学者向けおすすめと失敗しない選び方
よくある質問(FAQ)
独学でも36点は取れますか?
独学でも36点を取ることは可能です。ただし、学習の順番・教材選び・過去問の使い方を間違えると遠回りになります。宅建業法を優先し、過去問中心の学習を継続できれば、独学でも合格圏に入る実力はつきます。
関連記事:【2026年版】宅建テキスト3冊を徹底比較 初学者に本当に合う1冊の選び方
2025年(令和7年)の合格点は何点でしたか?
2025年(令和7年)の合格点は33点でした。受験者数は245,462人、合格者数は45,821人、合格率は18.7%でした。
模試は受けた方がいいですか?
受験をおすすめします。自分が36点取れる実力に達しているかを確認するうえで、模試は最も有効な手段です。本番と同じ形式・時間で解くことで、本番での時間配分や弱点分野を把握できます。
関連記事:大手予備校の宅建模試比較 各模試の難易度と活用法を紹介
まとめ|36点を戦略的に取りに行くことが合格への最短ルート
この記事で解説した配点戦略をまとめます。
- 宅建の目標点は36点(全問の約7割)
- 合格点は毎年変動するが、36点を安定して取れる実力があれば合格圏内に入る
- 分野別目標は「権利関係8点・宅建業法16点・法令上の制限6点・税その他6点」
- 学習の優先順位は「宅建業法→法令上の制限・税その他→権利関係」
すべての分野を完璧にする必要はありません。取れる分野で確実に点数を積み上げる戦略が、最短合格につながります。
次のステップとして、まず宅建業法の学習を開始し、使用する教材・講座を決めることをおすすめします。
次に読むべき記事:【2026年版】宅建通信講座比較9選|初学者向けおすすめと失敗しない選び方
筆者プロフィール
当サイト「アラサーリーマンの資格合格体験談」は、社会人として働きながら資格取得に取り組んできた筆者が運営しています。宅建試験を含め、限られた学習時間の中で独学・通信講座・市販教材を活用しながら資格取得を行ってきました。
保有資格: 宅地建物取引士 / FP2級 / 日商簿記2級 / 国家資格キャリアコンサルタント / 介護職員初任者研修 / メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種 / ITパスポート
※本記事の内容は、筆者の受験経験および直近の試験傾向をもとにした一例です。合格点や難易度は年度ごとに変動するため、記事内の目標点はあくまで目安としてご活用ください。学習方法や得点戦略はご自身の状況に合わせて調整してください。