宅建

これから資格試験に挑戦する人に最初に伝えたい3つの現実

本記事はこれから資格取得に挑戦する方に向けて、事前にお伝えしたい事をまとめています。

私は会社員として働きながら宅建・FP2級・簿記2級など、7つの資格を取得しました。社会人になってから資格試験に挑戦することは、想像以上に負荷のかかる挑戦です。取得に至る過程で感じたこと、資格取得後に感じた気付きがいくつもありました。特に社会人の方や忙しい毎日を過ごされている方で、これから資格取得に挑戦する方へ、最初に伝えておきたい3つの現実があります。

本記事は実際に社会人として資格学習に取り組んだ、筆者個人の体験談を基に執筆しています。同じ境遇の方や、忙しい合間を縫って資格勉強に挑戦する方の参考になれば幸いです。

社会人の資格取得は想像以上にしんどい

時間がない

社会人にとって最大の壁は、圧倒的な時間不足です。

学生時代と違い、仕事や家事との両立が前提となります。平日の日中は仕事や家事に追われ、気付いたら夜になっている。そんな毎日を過ごされている方も多いのではないでしょうか。

私も会社員として平日の日中は社業に勤しみ、終業後は残業や飲み会、休日も仕事の付き合い等で自由な時間は多くありませんでした。実際に宅建資格取得を目指して「毎日2時間勉強する」と決めてみた時も、現実は簡単ではありませんでした。試験まで余裕をもって学習を開始していたので結果は合格しましたが、日々の学習時間を思い通りに確保できないことも多かったです。

社会人の日々の生活では様々なイレギュラーが起こります。学生時代のように“勉強が最優先”にはならないのです。だからこそ、社会人の資格取得には、より現実的な計画性が求められます。

モチベーションが続かない

資格勉強は通常は数ヶ月、難易度や家庭の事情によっては1年程度かかる場合もあります。基本的には継続性が求められます。

しかし、仕事で失敗して落ち込んだ日や疲労感を感じた日は、勉強する気力は湧かないものです。残業や予期せぬ予定が入り、学習計画が思い通りにいかないことも多々あります。「今日は疲れたから休もう」が積み重なると時間はあっという間に過ぎ、気付いたら勉強を辞めていた、なんてことも珍しくないでしょう。

私自身も、仕事が忙しい時期は勉強の優先順位が下がり、自己嫌悪に陥ることがありました。

大切なことは、1分でもいいから毎日コツコツと続けることです。時間を決めてしまうと、決めたことを出来なかった時の反動が大きくなります。社会人は勉強出来る時に少しでも進める意識が大切です。少ない時間でもコツコツと続けることで知識が積み重なります。そしていつの間にか勉強が生活の一部になります。このイメージは社会人が資格勉強を続ける上で大切な心構えです。

自制心が必要

社会人の生活には娯楽が溢れています。スマートフォン、動画サイト、飲み会など勉強を妨げる誘惑が多くあります。「今日はやらなくてもいいか」と思う瞬間は何度も訪れます。

確かに根を詰めすぎるのはよくないと思います。勉強を続けていく上で、時には息抜きも必要です。しかし先ほどもお伝えしたように資格取得に必要なのは、特別な才能ではなく、小さな選択を積み重ねることです。
30分だけでも机に向かう。1問だけでも問題を解く。その積み重ねを生むために自制心が求められます。

目的のない資格取得が生む3つの無駄

資格取得には必ず「取得目的」を持ちましょう。学習継続やその後のキャリア形成において大切なことであると共に、目的のない資格取得は多くの大切なものを失います。

時間の無駄

ただでさえ時間のない社会人が資格を取得する、ということは人生において限られた貴重な自由時間を消費することを意味します。率直に申し上げると、個々のキャリアによって必要のない資格はたくさんあります。

例えば私の場合、過去に社命でITパスポートの資格を取りましたが私の実務においてはあまり役に立たないな、と感じました。あくまで社命に従っただけで活かすつもりもない資格は取るだけ時間の無駄です。

労力の無駄

資格取得は労力がかかります。労力とは時間だけではなく、気力や体力も意味します。無理をすることで体調を崩したり、メンタルが不安定になったりすることもあるかもしれません。疲弊すると仕事や日々の生活にも大きな影響が出てしまいます。

お金の無駄

資格によっては講座費用や教材費がかかってきます。近年は学習方法の多様化によってお金をかけずに勉強する方法も増えてきましたが、難易度が高い資格については専門学校や通信講座を頼った方が良い場合もあります。貴重なお金をつぎ込んでまで取得する必要がある資格なのか、よくよく考える必要があります

資格は取得後からが本番

資格×経験が最大の価値を生む

基本的に資格単体で劇的に人生が変わることは多くありません。重要なのは「資格をどう使うか」です。実際に難関資格を持っている人でも、例えば収入や業務処理能力に差があることは想像できると思います。資格を活用した実務経験と掛け合わせることで初めて自身の市場価値が高まります。

名称独占資格と業務独占資格の違い

資格には大きく分けて「名称独占資格」と「業務独占資格」があります。簡単にまとめると名称独占資格は「資格名を名乗れるもの」。業務独占資格は「その資格がなければできない業務があるもの」です。業務独占資格は独占業務という優位性があるため、取得後は比較的短期間で市場価値を高めやすい一方、名称独占資格は持っているだけではあまり意味がありません。その資格を以て何ができるのか、が強く問われる資格です。

実際に私は名称独占資格である「国家資格キャリアコンサルタント」の資格を取得後、営業から人事への転職を成功させましたが、実務においては資格自体が役に立っているとは思いません。業務を通して知識がつながる事はありますが、あくまでも経験が前提であることは変わりません。特に名称独占資格の取得を考える人は取得後のキャリアを踏まえて検討しましょう。

まとめ:資格取得はゴールではなくスタート

これまで資格取得に挑戦する方に向けて、3つの現実をお伝えしてきました。

大切なことは、資格をなぜ取得するのか、どう活かすのかをよく考えることです。社会人の資格取得は、簡単な挑戦ではありません。時間も、気力も、強い意志も必要です。それでも、目的を明確にし、現実を理解したうえで取り組めば、資格は確実にあなたの可能性を広げます。きっと後悔の少ない選択ができるはずです。

筆者プロフィール

当サイト「アラサーリーマンの資格合格体験談」は、社会人として働きながら資格取得に取り組んできた筆者が運営しています。宅建試験を含め、限られた学習時間の中で独学や通信講座、市販教材を活用しながら資格取得を行ってきました。本サイトでは、実際の学習経験をもとに資格試験の勉強法や学習のコツを発信しています。

保有資格

  • 宅地建物取引士
  • FP2級
  • 日商簿記2級
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 介護職員初任者研修
  • メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種
  • ITパスポート

本記事は宅建試験に合格した筆者の学習経験をもとに作成しています。

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